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大公報編《我們必勝!港英必敗!》(香港:大公報、1967年11月)「前言」試訳

 大した意味もなく和訳してしまった。本来は5月6日にこっそりアップする予定だったが完全に忘れていた。というわけで深夜にこっそりアップ。
 本書は香港の代表的な「左報」(左派新聞)である『大公報』が六七暴動の末期に発行した写真集。六七暴動は大陸における文革の進行と澳門での一二・三事件の成功とに触発された香港の地下共産党を中心に起こされた暴動で、60年代に頻発していた労働争議の一つをきっかけとして、運動は大規模スト、街頭でのデモ、そして爆弾闘争、沙頭角での武力衝突へとエスカレートしていった。とはいえ、この写真集には勿論運動後期の「紅色恐怖」についての記述は存在していない。
 当時左派人士の眼中にあった「港英」政府の「法西斯的真面目」、本当に現在の「宗主国」のそれと鏡写しのようで、不思議な気分になる。

我々の生きる時代は、帝国主義体制が全面的に崩壊に向かう時代である。 帝国主義者はすでに抜け出しようのない危機に陥っており、彼らがいくら中国人民に対抗し続けようとも、中国人民が最終的な勝利を収める道は必ずある。
                                        毛 沢 東
           (1949年6月15日、新政治协商会议筹备会席上のスピーチ)

前言

  香港,自古以來就是中國的領土。但從一八四二年被英帝國主義霸佔之後,已經有一百多年了。英帝國主義霸佔了香港之後,復於一八六〇年侵吞了九龍,一八九八年攫取了「新界」。至此,香港本島加上深圳河以南的整個九龍半島及附近島嶼的大於一千平方公里的地區,全部爲英帝國主義所侵佔。
  百多年來,英帝國主義在香港這個地區,對中國人民進行殘酷的政治壓迫、經濟剝削和文腐蝕,罪惡纍纍,罄竹難書!香港——這在英帝國主義口中的所謂英國「皇冠」上的最「輝煌」的珍珠,不知凝結着多少中國人民的血汗!

 香港は太古の昔より中国の領土であった。しかし、1842年にイギリス帝国主義に占領されて以来、100年以上が経過している。 イギリス帝国主義は香港を占領した後、1860年には今度は九龍を併合し、1898年には「新界」を奪い取った。この時点で、香港本島と深圳河以南の九龍半島と周辺の島々、1,000平方キロメートル以上の地域が、すべてイギリス帝国主義に侵略されることとなった。
 100年以上にわたって、イギリス帝国主義はこの香港に於いて、中国人民に残酷な政治的圧迫、経済的搾取、文化的堕落を進め、その罪悪の数々は枚挙に遑がない!香港——イギリス帝国主義の言うところのいわゆるイギリスの「王冠」の中で最も「輝かしい」真珠は、一体どれほどの中国人民の血と汗が結晶化して出来たものなのだろうか!

 

  自從中華人民共和國成立以後,英帝國主義一直勾結美帝國主義和蔣介石匪幫,縱容和包庇他們把香港作爲對新中國進行騷擾、破壤活動的一個反華前哨基地。近年以來,它更加追隨美帝國主義,變本加厲地執行其一貫的反華政策,不斷地鎮壓香港中國同胞,明目張胆地大搞其「 兩個中國」的陰謀活動,並將香港提供給美帝國主義作爲侵越戰爭和反華活動基地。特别是自從中國開始進行無產階級文化大革命以後,美帝、蘇修和各國反動派都怕得要死,恨得要命,它們勾結在一起,處心積慮地加劇其反華活動,妄圖遏制中國無產階級文化大革命的影響,妄圖逼制偉大的毛澤東思想在全世界的傳播。正是在這樣的罪惡的陰謀之下,香港英國當局,便有預謀、有計劃地在今年五月上旬,開始了一場對香港中國同胞的政治迫害和民族壓迫。

 中華人民共和国の建国以来、イギリス帝国主義は一貫してアメリカ帝国主義蒋介石暴力団に協力し、彼らが香港を新中国に対する嫌がらせと破壊活動の反華前線基地として利用するのを、見逃し、庇ってきた。近年はさらにアメリカ帝国主義に追随し、一貫した反華政策を一層行い、香港の中国同胞を不断に弾圧し、「二つの中国」の陰謀を露骨に行うようになり、更にはアメリカ帝国主義ベトナム侵略戦争と反中活動の拠点として、香港を提供するようになったのだ。特に、中国でプロレタリア文化大革命が始まって以来、アメリカ帝国主義ソ連修正主義、各国の反動勢力は恐怖と憎悪のあまり結託し、色々策を練って反華活動を強め、中国におけるプロレタリア文化大革命の影響を封じ込め、偉大な毛沢東思想の世界的普及を阻止しようと妄動してきた。このような犯罪的陰謀のもとで、香港のイギリス当局は計画的に、本年5月上旬に香港のわが中国同胞に対する政治迫害と民族弾圧を開始したのであった。

 

  五月六日,九龍新蒲崗香港人造塑料花廠的中國工人,為反對資方加強剝削,進行了鬥爭。香港英國當局立即利用這個機會,插手橫加干預,出動大批武裝警察和「防暴隊」,對該廠工人及其他中國同胞,進行血腥鎮壓,並濫肆毆捕。這種窮凶極惡的暴行,激起了香港中國各界愛國同胞的應有的義憤。
  因為這一場對中國同胞的政治迫害和民族壓迫是港英當局蓄謀已久的,它當然不會僅以一次鎮壓為滿足,所以它在「五・六」血案之後,又迅速將血腥鎮壓範圍擴大,半月之間,即由九龍地區擴至港島地區,再一手製造了「五・一一」「五・二二」兩次更大的血案。在此期間,倫敦選派了高級官員來港,共同策劃。這就把英帝國主義的反華陰謀更加暴露得徹底了。

 5月6日、九龍の新蒲崗にある香港人造塑料花廠〔ホンコンフラワー、造花の工場〕で働く中国人労働者が、使用者による搾取の強化に対して闘争を繰り広げた。香港のイギリス当局は、この機に乗じて直ちに介入し、大量の武装警官と「防暴隊」を投入し、工場の労働者をはじめとする中国人同胞に血腥い弾圧を行い、無差別に暴行を加えたのだ。このような悪質な暴力行為は、香港各界の中国人同胞の正当な義憤を呼び起こした。
 この中国同胞への政治的迫害と民族弾圧は、イギリス香港当局によって長い間計画されていたことであったため、当局はただ一度の鎮圧に満足せず、5月6日の流血事件後、半月で九龍から香港島へと流血弾圧の範囲を一気に拡大し、5月11日と5月22日の流血事件を独力で作り出した。 この間、ロンドンは高官を香港に送り込み、〔香港政庁と〕一緒に計画を練った。 これによって、イギリス帝国主義の反華陰謀が存分に暴かれたのである。

 

  有壓迫,就有反抗;壓迫愈甚,反抗也愈烈!自五月初以來,香港的愛國同胞,卽不顧英國軍警的武力鎮壓,高舉「毛主席語録」,湧上街頭,與敵人進行針鋒相對的鬥爭。各行各業的工人紛紛停工和罷工,他們和廣大的農民、漁民、青年學生及一切愛國同胞,前赴後繼,不怕犧牲,向港英帝國主義的殖民統治展開英勇的反擊。

 抑圧があれば抵抗もある。抑圧が大きければ大きいほど、抵抗も強くなるのだ!5月に入ってから、香港の愛国同胞はイギリス軍警の武力弾圧を顧みず、『毛主席語録』を高々と掲げ、街頭に躍り出て、敵に対して激烈な闘争を進めている。 各業界の労働者は次々と仕事を中断してストライキを行い、膨大な数の農民、漁民、青年学生、すべての愛国的同胞とともに、後の者が前に続いて前進し、犠牲を恐れず、イギリス香港帝国主義の植民地支配に英雄的な反撃を展開したのだ。

 

  五個多月來,反動的港英當局,爲了妄圖撲滅中國同胞的反抗,甚麼鎮壓機器都用上了。除了武裝警察、「防暴隊」、便衣特務之外,還出動了英軍;除了警棍、催淚彈、毒液等等之外,還動用了機槍、臼炮和直升飛機;除了殘酷搶殺、毒打之外。還有非法逮捕,非法判刑,祕密綁架;除了在街上殺人、毆人之外,竟然還在法庭之內、警署之內把我愛國同胞活活打死;除了用平時已經多如牛毛的所謂「法律」之外,還不斷地頒布了一大堆法西斯的「緊急法令」,竟至於三人聚集有「罪 」,燃放爆竹也有「罪 」。港英警探可以破門入屋,爲所欲爲。總之,妄圖以更大規模和更加殘酷的迫害,來撲滅我愛國同胞的反帝抗暴鬥争。此外,英帝國主義還開來了航空母艦,還從新加坡用空運向香港增兵,公開叫囂要「顯示力量」,並向我方邊境不斷挑釁,以此恫嚇我香港同胞,並與七億中國人民爲敵。僅僅在幾個月中,英帝國主義已把它自己的「民主」、「自由」、「法律公平」等等僞裝都完全撕光,而露出了赤裸裸的法西斯的真面目!它旣表現了罕有的兇殘,也暴露了十分的虚怯。

 5ヶ月余り、反動的な香港のイギリス当局は、中国同胞による抵抗を撲滅するためにあらゆる弾圧の装置を用いてきた。武装警察、「防暴隊」、私服捜査官に加え、英国軍も投入している。警棒や催涙弾、毒液等に加え、銃、臼砲やヘリコプターも使用している。残酷に銃殺したり、めった打ちにしたりすることに加え、違法な逮捕、違法な判決、秘密の誘拐を行なっている。路上での殺害や暴行に加え、愛国同胞は裁判所や警察署でも生殴り殺されている。すでに数多くあるいわゆる「法律」に加え、ファシスト的な「緊急法例」が一挙に公布され、3人が集まることも、爆竹を鳴らすことも「犯罪」となった。イギリスの香港警察は、家に押し入ってやりたい放題だった。つまり、彼らはより大規模かつより残酷な迫害によって、愛国同胞による反帝国主義闘争を撲滅しようと妄想したのである。このほか、イギリス帝国主義は空母を持ち込み、シンガポールから香港まで空路で兵力を増強して公然と「力の誇示」を叫び、国境を挑発し香港の同胞を恫喝して7億の中国人民を敵に回している。わずか数ヶ月の間に、イギリス帝国主義は、「民主」「自由」「法の下の平等」という建前を完全に脱ぎ去って、ファシストとしての素顔を赤裸々に曝け出したのだ!彼らは稀に見る獰猛さと、頗る臆病さとを示した。

 

  但是,任由英帝國主義如何把迫害一再升級,也沒有把香港愛國同胞嚇倒。香港愛國同胞以偉大的毛澤東思想武裝自己,高呼「愛國無罪,抗暴有理!」「你有你的法西斯法令,我有我的抗暴行動!」「我們必勝!港英必敗!」敵人的暴行升級,愛國同胞的抗暴鬥爭也升級,針鋒相對,堅決鬥爭,譜出了一曲又一曲的戰歌。並展開仇視、蔑視鄙視英帝的羣衆運動,從政治、經濟、文化等方面給頑敵以狠狠的打擊。

 しかし、イギリス帝国主義がいくら迫害をエスカレートさせても、香港の愛国同胞を怖気づかせることはできなかった。 香港の愛国同胞は偉大な毛沢東思想で武装し、「愛国は犯罪ではない、暴力への抵抗は正当だ!」「お前にはお前のファシスト法例があり、私には私の抵抗がある!」「我々は必ず勝利し、香港のイギリス当局は必ず敗北する!」と唱えている。敵の暴力がエスカレートするにつれ、愛国同胞の暴力に対する闘争もエスカレートしていった。互いに激しく衝突を繰り返しながら、一曲また一曲と戦闘音楽が奏でられた。また、イギリス帝国主義に対する憎悪と侮蔑の大衆運動が展開され、政治、経済、文化の面で頑強な敵に大きな打撃を与えた。

 

  香港愛國同胞這場反英抗暴鬥爭,是民族壓迫與反民族壓迫的鬥爭,是侵略與反侵略的鬥爭,是中華民族一百多年來反帝鬥爭的繼續,也是全世界革命人民反對帝國主義、反對現代修正主義和一切反動派的鬥爭的一個組成部分。因此,它得到強大祖國七億人民的堅决支持,也得到世界各方面的進步人民的同情與支持。
  目前,這場具有重要意義的鬥爭正在繼續發展中,它的影響也正在繼續擴大。不管港英帝國主義還要如何鎮壓,香港同胞都要堅决與它鬥爭到底,不把港英鬥垮,鬥臭,誓不罷休!

 香港の愛国同胞によるこの反英反暴力闘争は、民族抑圧と反民族抑圧、侵略と反侵略の間の闘争であり、中華民族の100年以上にわたる反帝国主義闘争の継続であり、帝国主義、現代修正主義、すべての反動派に対する全世界革命人民の闘争の一部分でもある。それゆえに、この闘争は強大な祖国7億人民にしっかりと支持され、世界各方面の進歩的人民から共感と支持を得ているのである。
 現在、この大きな意義のある闘争は展開され続けており、その影響力は拡大し続けているところである。香港におけるイギリス帝国主義が如何に弾圧を続けようとも、香港の同胞は最後まで戦うことを決意しており、イギリスの香港政庁が敗北し粉砕されるまで休むことはない!