最高ポイントで休憩した後、先へ進む。
「古道」は日原村手前で渓谷を渡るため、この地点を境に次第に下ってゆき、渓流に近づいていく。
ここが道中でもっとも高く日当たりがよい場所なのだが、同時に風化も相当強いようで、石灰の露頭っぽい岩肌がモロモロしていて非常に頼りない。崩壊の防止に人為的に植えられているものかわからないが、斜面には似たような感じの灌木がそれなりにまとまって生えていた。これが地味に安心感を与えてくれる。
この箇所、対岸から見ると白い岩肌に張り付くようにして長大な石垣が組まれているのだが、現地では白っぽい砂利が積もっているわずかな幅の平場があるだけで、渡りきるまでその全貌を確認することはできなかった(そしてまともな写真を撮るのを忘れていた)。というか、これ多分日原側から渡るとなまじっか全貌が把握できてしまうので、恐怖で進めなくなると思う。高さと傾斜が異常なんだよな…