亞的呼聲 Adiffusion

中華と酒と銭湯と

2021年よく聴いた音楽のこと

2021年終わるらしいですよ。めちゃくちゃ怖いですね。2021年を過ごした実感が湧かないので、いまだに年号を2020年と書き間違えてしまう。

今年はあまり外出の機会もなく、基本的に自室にてYoutubeさんでランダムに音楽を垂れ流しながら作業していたので、結果的に色んな音楽を聴くことになった。シャッフルとはいえ、Youtubeさんは多分自分の試聴傾向を読みながら曲を放り込んでくるのでジャンル的に多岐にわたることはないと思うのだけど、新しい曲を聴くこと自体が久しぶりだった。

自分は上述の通り音楽にあまり頓着しない人間なので、特にめちゃくちゃ好きなジャンルとかはなく、雑食なのだけど、以下は今年よく聴いた曲で、印象に残っているものをピックアップしてメモを残しておくことにする。去年も似たような感じだったから、去年もやっておけばよかったとちょっと後悔している(去年何を聴いていたか、中々思い出せないものだから)。尤も、つまみ食いだし専門家ではないので、流行歌から何かを語ることはできないのだが……

①Serrini《我在流浮山滴眼水.jpg》

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・8年前の楽曲の再録音らしい

・去年の《~旋轉with me*》もかなりよかった

・歌詞の末尾が全部-euiで終わっていて滅茶苦茶綺麗

②MC $oHo & KidNey《係咁先啦》

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・兎に角流行った、みんな歌える

・終電が終わり、家に帰ろうとするとN線(深夜バス)かタクシーか、それとも旺角から紅VAN乗るか、みたいなことを考えるというのは兎に角滅茶苦茶親近感の湧く歌詞

大体ここで深夜まで茶をしばき、帰り道は金がないので旺角まで歩いて西洋菜南街から紅VANに乗っていた。異世界の華輝小廚餐廳に籠ることにならなくて本当に良かった。

実は移民潮を暗示している歌詞。有下次嘅話⋯⋯

③闽南狼PYC《中国老总》

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・抖音で流行ったらしい

泉州人らしい。閩南語なまりのきっつい国語に滅茶苦茶親しみを覚える。

・ダサくてめっちゃノれる。愈・来・愈好玩,愈来愈好玩啊♪

④my little airport 《那陣時不知道》

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・世界がこんなに変わり果ててしまうとは。

・アルバム《SABINA之淚》の中では《詩歌舞街》(2019)が一番好き

・南洋行って白咖啡しばきたい……

⑤K佬《山頂黑毒蛇》

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・南洋の曲。去年末に出て、洗脳されてずっと聴いてる

・Ah Beng(阿明)は華人のチンピラのことで、この曲の位置付けは多分、YoutuberのK佬のキャラソン、である

・Apa懶覺、に代表されるように、英語、マレー語、華語(マンダリン)、福建語、広東語が自然に混じり合う言葉遣いが最高にマレーシア

⑥JB《得個等》

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・19年の運動が挫折し、追い討ちの疫禍で色んなライフプランが無茶苦茶になり、人は去っていくという香港の人々の虚脱感と喪失感

・上に挙げた曲もそうだが、こうした喪失感は色んなアーティストにとって2020年からのテーマになっている気がする

・但係我知 自己唔係一個人

⑦Delta T蛋撻頭《寂寞的雪糕 (Lonely Disco)》

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・楽しい。a-haのTake On Meっぽい。

・日本語の「ディスコ」が「的雪糕」に聞こえるのでこの曲名になったらしい

⑧Ginger Root(姜根)《Loretta》

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・Cameron Lewは加州出身の華人らしい

・僕の参加するzoom会議、大体《Weather》のMVみたいになることで有名

⑨溫蒂漫步Wendy Wander《讓我住進你心裡》

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・溫蒂漫步Wendy Wanderは2018年結成の台湾のグループ

・dream pop(夢幻流行)というジャンルらしい。いいな